冬のリビング時間について、私たちが大切にしていること

外に出るのが少しおっくうになる季節。
冬は、家の中で過ごす時間そのものが、暮らしの質を大きく左右します。

私たちは日々の住まいづくりの中で、
「冬に、どんな場所で、どんな時間を過ごしたいか」
というお話をお客さまとよくします。

今回は、特別なテクニックというよりも、
冬のリビングを考えるときに、私たちが意識している視点を
少しだけご紹介します。

灯りがつくる、夜の居心地

日が短くなる冬は、夜の過ごし方が印象に残りやすい季節です。
明るさだけを優先するのではなく、
「どんな気持ちで過ごしたいか」を考えて灯りを選ぶと、
空間の表情は大きく変わります。

天井の照明に頼りきらず、
目線の低い位置にやわらかな光があるだけで、
不思議と会話のテンポや時間の流れがゆっくりになります。
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足元の感覚は、意外と記憶に残る

冬の住まいでよく聞くのが、
「座ったとき」「立ち上がったとき」の体感の違いです。

床に触れたときの感触や、
ラグの上でくつろぐ時間の心地よさは、
図面や数字では伝わりにくい部分かもしれません。

だからこそ、素材の選び方や組み合わせは、
暮らし方そのものを想像しながら決めていきます。

家族の時間は、仕掛けすぎない

冬のリビングで印象的なのは、
「何かをするための場所」というより、
自然と集まってしまう場所であること。

映画を観る日もあれば、
何気なくお茶を飲むだけの日もある。
特別なイベントがなくても、
同じ空間にいること自体が心地よい----
そんな距離感を大切にしています。

季節は、少しだけ感じられればいい

インテリアに季節感を取り入れるとき、
私たちは「やりすぎないこと」を意識します。

肌触りのよい布ものや、
木の質感が感じられる小さなアイテム。
そこにグリーンがひとつ加わるだけで、
空間の空気は驚くほどやわらぎます。

冬だからこそ感じられる、静かな心地よさがあります。

住まいの快適さは、
性能や仕様だけで決まるものではありません。

どんな時間を、誰と、どんな気持ちで過ごしたいか。
その積み重ねが、
「この家が落ち着く」と感じる理由になるのだと思います。

私たちは、そんな日常の感覚を大切にしながら、
一つひとつの住まいと向き合っています。

冬のリビング時間が、
ご家族にとって心地よいものでありますように。

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